クローゼットの中でしばらく出番のなかったブランドバッグ。
箱に入れて乾燥剤を入れて大切に保管していたはずなのに、
久々に開けてみたら、びっくり!
そこには白っぽく生え渡るカビが!!
そのうっそうと生え渡るカビに驚愕したなんてこと、
ありませんか?
使おうと思って取り出したら、
カビだらけでこんな状態ではとてもじゃないが、使えない。
そんな時、応急処置でもいいから
自分でもできるカビ落としの方法はないのか?
そこで今回はセルフでできるブランドバッグのカビ落としの方法を調査してみました!
目次
ブランドバッグのカビ、自分でできる対処法3選
大切にしてきたブランドバッグ。
自分へのご褒美や記念に買った大切なものですよね。
最近はめっきり出番は減ったかもしれませんが、
あなたと共に歩んできたことに変わりはありません。
大切に保管していても保管されている場所や条件によっては、
カビは避けたくても避けられないもの。
そんな緊急対応にお応えして、
自分でもできるカビを落とす方法を紹介していきます!
身近なもので対応する
革製のブランドバッグだけでなく、革製品全体に言えることですが、
表面にカビが付着してしまった場合、
表面だけでなく、表面の繊維の奥や内側の袋にまで
カビがほぼ達していると考えた方がベターです。
そんなわけで表面だけをきれいにしても
取り切れなかった革の表面の奥や内側の布袋や布袋と
外の本体バッグの革の間にカビの細胞が残っていれば、
またすぐにカビにやられてしまうでしょう。
バッグに付着したカビを発見したら、まずこんな処置をしてください。
- よく絞った濡れたタオルで表面をきれいに拭く
- 天日干しをする
- 専用クリームを塗り、しっかり拭き取る
お天気のいい日によく絞った濡れタオルでバッグの表面をきれいに拭きます。
その際上から下、右から左と言った具合に流れるように拭くのではなく、
バッグにタオルを抑えて拭くことをお薦めします。
雑巾掛けするように拭いてしまうと
カビの生えていなかった部分にも新たに広がる可能性があります。
1か所に生えてしまえば、ほぼカビの菌は物全体についていると言われていますが、
なかったところにまで、あえて広げる必要はないですよね。
濡れタオルでやさしく抑えるように、拭き取りましょう。
拭き取りが完了したら、しっかり天日干しをします。
理想の時間帯は10時~14時。
この時間帯が1日の中で最も光が強い時間帯で
紫外線が出ている時間帯と言われています。
日光に当てバッグをきちんと乾燥し、
紫外線の力でカビの菌を除去するという考え方です。
太陽光に含まれる紫外線には強い殺菌作用があるり、
どういう理由で殺菌作用があるのかはまだ解明されていないようですが、
紫外線にはカビやダニなどの菌を減らし、増えるのを防ぐ作用があると言われています。
ただし、除菌・殺菌作用があるからと言って
バッグを長い時間外に放置しておくのはやめましょう。
長時間の天日干しは型崩れや色落ちなど
バッグを痛める原因にもなりかねないので、気を付けて。
仕上げに革専用のクリームでバッグをきれいに仕上げましょう。
クリームには保湿効果があります。
革製のブランドバッグも人間のお肌と同じです。
天日干しして乾燥した表面を革専用クリームで保湿することで、
バッグがよみがえります。
その際、たっぷり保湿をしてあげようとして塗りすぎは注意。
クリームの成分が残っているとまだカビが再発する恐れがあります。
表面をきちんと乾拭きし、丁寧に仕上げましょう。
カビ予防も考えて
一旦はきれいになったものの、一度生えてしまったカビ
再発しないよう、保管方法を見直す必要がありますね。
カビの予防としてこんな方法を実践してみましょう。
- ブランドバッグ使用後は柔らかい布等できれいに表面を拭き取る
- 革専用クリームを塗る
- 新聞紙などをバッグに詰め、型を整える
- 風通しのよいところに立てて保管する
使用後の表面を拭き取るのには理由があります。
外はほこりや雑菌だらけ。
カビの餌となる目には見えない菌がたくさん付着しています。
なので、帰ったら革靴を同じようにバッグのお手入れもしましょう。
ちょっとの間使わない場合は新聞紙を詰めておくのもよい手です。
新聞紙には湿気やにおいを吸収し、虫よけにも効果があると言われています。
型崩れ防止にも一役買ってくれるうえに
家にあるもので対応できるので、
新聞紙は一石二鳥以上の働きをしてくれますね。
あとはなるべく風通しのよいところに置きます。
通気性のよい不織布の袋に入れ、乾燥剤を入れておくと
さらに効果があがります。
風通しのよいところと言っても、たいていはクローゼットの中など
なかなか外の空気が入りにくいところで保管しますよね。
そんな時は定期的にクローゼットの中から出し、バッグのお手入れをしましょう。
定期的にお手入れすることでバッグも長持ちしますね。
時にはプロの手も借りよう
一度カビが生えてしまうと表面的には自分でできても
本当にカビが取り切れているか、ちょっと心配ですよね。
カビの取り方などはインターネットで検索すれば
だいたいのことはわかりますが、
自分でやるのはちょっと不安という方もいらっしゃいますよね。
自分でお手入れするのが不安だなと思ったら、
まずはバッグを買ったお店に相談してみましょう。
直営店で購入した場合、保証書があれば
購入記録がシリアルナンバーで追えるので、
メンテナンスをサービスでやってくれる場合があります。
汚れや痛みの具合によって料金が発生する場合も考えられますので、
一度相談してみるのもアリです。
最近はネットショップでブランドバッグ購入される方も増えていますよね。
その場合も購入したお店に一度メール等で問い合わせしてみてください。
保証書もないし、どこのお店で購入したか忘れてしまった。
という場合は、革クリーニングをしているクリーニング店に相談してみましょう。
ただし、直営店で購入した場合とは違い、確固たる保証はないので、
疑問点を問い合わせしたうえでクリーニング店に持ち込みましょう。
- ブランドバッグのカビ取りも自分できる方法がある
- カビを取ったあとの予防対策をしっかりとやりましょう
- 不安な場合は迷わずプロに相談しましょう
ブランドバッグにカビ!こんな時どうする?
高価なブランドバッグにカビなんてとてもショックな事です。
カビのない綺麗な状態で保管できるにこしたことはありませんが、
夏場の湿度が高い日本ではなかなか難しいですよね。
自分で落としてはみたけれど、やっぱり不安。
そう感じてしまった場合、どうすればよいのでしょうか?
自らカビを落としてはみたれど・・・
ブランドバッグに生えてしまったカビを一度目撃してしまうと、
なかなか目に焼き付いて離れないものです。
自分で軽く水拭きして天日干しにして一旦はきれいになったけれど、
本当にカビの菌がなくなっているかは不明ですよね。
箱に入れて保管していると再発しやすいようなので、
立てて不織布の袋に入れて保管する方法に変えたとしても、
やはり不安は残ります。
革製品のブランドバックだとなかなか自分で丸洗いができないので、
拭いて天日干し、定期的にお手入れのループでも
クローゼットの隅の方に忘れたように置かれていれば、
当然カビが再発する可能性は大です。
バッグの中に新聞紙や乾燥剤を仕込むことはもちろんですが、
クローゼットの隅に除湿剤を置くのもよいでしょう。
市販の除湿剤の効果も有効期限がありますので交換を忘れないよう注意してください。
また除湿剤代わりに紙コップに入れた重曹を置くのもお薦めです。
重曹は広いお部屋では効果を発揮しいくいですが、
小さなスペースやピンポイントで除湿したいところには
効果をいかんなく発揮してくれます。
重曹なら使い終わったら、お掃除やお洗濯にも使えますし、
水にすぐ溶けるので環境にもやさしい。
いいことずくめですね。
また生えてくる?
いろいろ対策はしてみたものの、一度ブランドバッグについたカビは
再発する恐れは大いにあります。
住環境にもよりますが、古いおうちやお住いのエリアによっては
どうしても家の中に湿度がたまりやすいという場合があるでしょう。
また風が抜ける家でも家の中にカビが生えてしまうこともあります。
除湿剤をいくつも置いてもすぐに水が溜まってしまったり、
ブランドバッグを置くようにクローゼットの環境を整えたとしても
絶対に生えてこないとは言い切れません。
できる対策をして、カビを予防をしましょう。
また再発してしまったカビは根気強くお手入れをし、
どうしても水拭きや天日干しでも効かない場合は
重曹水や消毒用エタノール、革製品カビ取り専用クリーナーなど使ってみましょう。
カビが育ちやすい条件を再チェック!
カビが発生しやすい、育ちやすい条件や場所について
もう一度チェックしておきましょう!
などが家の中でカビが発生しやすい場所になっています。
またカビが育ちやすい条件とはどんな条件がそろったときでしょうか?
こまめにお部屋をお掃除し、クローゼットや押入などの収納スペースは
定期的に扉をあけ風を通し、ほこりなどもきれいに取りましょう。
除湿剤などを置き、なるべく湿度を低く一定にできるよう心掛けましょう。
ブランドバッグが置いてあるスペースだけでなく、家全体のカビ対策も大切ですね。
- 段階を踏んで、ブランドバッグのカビ落としをしてみましょう
- 自分でカビを落としても不安な場合はプロに相談を
- おうち全体の除湿を心掛けましょう
ブランドバッグのベストな保管方法とは?
ブランドバッグに生えてしまったカビを落とす方法や
家の中でカビの生えやすい場所を再チェックしてきました。
カビの予防対策についても触れてきました。
ここからはカビが生えてしまってもブランドバッグを持っていたいのか。
自分でもできるメンテナンス方法、ベストな保管場所について
考えていきたいと思います。
定期的にメンテナンスしよう
カビは生えてしまったブランドバッグ。
内側の袋まではどうにかカビは生えずに外側を拭いて
天日干しし消臭スプレーをしてみたものの、なんとなくカビくさい気がする
などありますよね。
重曹水や消毒用エタノールで丁寧に対処はしたものの、
その後放っておいたらまたカビがなんてことに。
そうならないよう、定期的に自分でもできるメンテナンスをしましょう。
これでもどうしてもカビが再発してしまう場合は、やはりプロに相談するのが一番。
そのブランドバッグを大切に手元に置いておきたい
と考えるなら、プロに相談してみましょう。
使わないなら処分も検討
カビが生えて、一度は自分で対処してみたものの再発してしまい、
メンテナンスをするのもさすがに面倒になったなら、
処分することを考えましょう。
革製品のブランドバッグや靴、小物はお手入れをしてこそ、
長持ちするというもの。
お手入れしている時間がもったいないし、面倒。
そう考えるようになったら、あなたにとっての
そのブランドバッグのお役目は終了しています。
カビが生えてしまってもブランドによっては買取をしてくれる
中古ブランド品買取店もあります。
中古買取店に一度相談してみるものアリです。
高額買取を希望されるならきれいにした方がよいですが、
カビが生えてしまった旨は正直に伝えましょう。
捨ててしまってもよければ、そのまま処分してもよいですが、
ブランドバッグは高額なお買い物です。
それなりに値打ちがあるものですので、処分する前に
リサイクルできないかを検討しましょう。
捨てずに有効活用するには?
カビは生えてしまったけれど、捨てるのはあまりにもったいない。
クローゼットの中に使わずにしまっておけば、
またカビが生えてしまう可能性がある。
それでもやっぱり手放すのは躊躇するというのであれば、
レンタルで貸し出すことを考えましょう。
自分では使わないけれど、誰かに使ってもらえる可能性があるならば、
その方がよいのではないでしょうか?
貸出して使ってもらえば、少なくともクローゼットの中で使わない状態で
保管されているよりはカビが生えるリスクも多少は抑えられるでしょう。
またレンタル会社の保管庫の方が家で保管しているよりも
ずっといい条件で保管してもらえると考えられます。
貸出に出せば、ちょっとしたおこずかいとして、
お給料以外にちょっとした収入が得られます。
捨てたくない。手放すのは惜しい。
そう思われるようなら、こんな方法もあります。
一度検討してみてはいかがでしょうか?
- 自分でも定期的にメンテナンスをしよう
- 明らかにもう使わないなら処分を検討しましょう
- しばらく使わないかもしれないけれど、手放したくないなら
レンタル品として出品することも検討してみましょう
まとめ
『ブランドバッグに生えたカビはこう落そう!自分でできるお薦め対処法3選』
では、自分でもできるブランドバッグのカビが生えた時の対処法や、
カビの予防策などについて紹介してきました。
梅雨の時期や特に最近は夏があまりに高温多湿で
東南アジアを思わせる暑さや気候を感じさせる日本では、
革製のブランドバッグや革の靴や小物などを
いい状態で保管するのは手間もかかるし、
これまで以上に難しくなっているように感じるかもしれません。
ですが、せっかく購入したブランドバッグ。
自分へのご褒美や記念品として手にした、
あなたの大切な気持ちが入ったものです。
手間はかかるかもしれない。
時にはプロの手を必要として、費用も時間もかかるかもしれない。
けれど、大切にしてもらえたら。
出番は減ったかもしれませんが、ブランドバッグもきっと喜ぶでしょう。
ブランドバッグに生えたカビを落とそうと考えた際に
お役に立てれば幸いです。
ぜひ参考にして、あなたの大切なブランドバッグを蘇らせてくださいね。