公私ともに落ち着き、ゆとりある60代女性。
「もうあまり外出しないから。」
「年だから。」と
おしゃれを諦めていませんか?
現代の60代は、まだまだ元気でアクティブ。
時間もお金も余裕のある今だからこそ、自分磨きにチャレンジしてましょう。
「今さら、どんな服を着たら良いかわからない。」
「サイズのあう服はフケて見える。」
ミセスの服選びは不安がいっぱい。
そこでおすすめは「若作りファッション」ではなく「若々しく楽しめるファッション」。
重ねた年齢を思いっきり武器にし、
若い頃には持ち合わせていなかった豊かな美しさを
存分にハッキしましょう。
目次
60代女性のお悩み解決服選び
ミセス世代は服選びに用心深く構えがちですよね。
緩みゆく外見を他人に見られたくない、派手な色・柄物は年齢にふさわしくないと
あれもこれもダメ出し。
そんなことはありません。
今の自分に一番よく似合う服は、選び方次第です。
世代の素敵さを生かすおしゃれを見つけましょう。
顔・体型の変化に適応する服
年齢とともに甘くなった身体のライン。
ウエストやヒップを隠そうと思うあまり全身オーバーサイズのダボダボ姿。
身体のサイズに合わないビッグサイズ・ファッションはかえってスタイルを悪く見せてしまいます。
おすすめは、注目される部分をつくることです。
身体のラインを出さない、適度なゆるみのあるパンツやスカートには
シンプルな無地の丸首シャツを合わせて、首回りをすっきりとさせましょう。
引き締まって見えるダークカラーをボトムスに、
トップスは白や淡いグレー、黄色で軽やかに。
上品な色・柄のスカーフやストールを巻くと他の人の視線は、自然と顔回りに集まるはずです。
首に巻かれた華やかな色・柄は、くすんだ肌色も明るく見せ
色白美人の完成です。
身体のボリュームが減ってしまった「ほっそりさん」には
シンプルでふんわりタイプのシャツや
おしりが隠れる長さのゆったりニットで、女性らしさを演出しましょう。
くるぶしまでの長さの、細めストレートパンツを合わせて
スレンダーかっこいい大人女性に。
おばさんっぽく見えないために
いくら高級な服を身に纏っていても
サイズや着方を間違うと「おばさん」に見え
あかぬけない印象になってしまいます。
ミセス世代に人気のある、体型カバーに最適なチュニックも
他のアイテムとのバランス次第で、だらしない「おばさん」姿に。
ポイントは、一か所引き締めることです。
ラクに着ることのできるウエストゴムパンツは
光沢のある素材の物を選ぶと、部屋着のように見えず上品です。
柔らかい素材のオーバーシャツは
ベルトでウエストマーク。
太めのスラックスは、センタープレス入りで
キリリッとかっこよく。
見逃しがちなのは、自分では確認しにくい背中。
背中の年齢は、隠すことが難しいものです。
センターに切り返しのあるジャケットや、切込みのあるシャツで
のんべりとした背中に勢いをつけましょう。
どこで買うの?ミセスの服
まずは自分の「なりたい姿」をイメージし
オンラインで検索してみましょう。
たくさん並んだモデル写真から、コーディネイトとともにチェック。
ですが、オンライン上で即購入するには
勇気が必要ですよね。
ミセス世代の肌には、チクチクした素材の物が苦しかったり
重すぎる服に肩が凝ったりと、実際に手で触れ
試着してみなければ分からず、不安です。
そこで今度は、オンラインでハッキリとイメージした
なりたい自分像を頭にインプットし
実店舗に足を運んでみることをおすすめします。
イメージ像と似たアイテムを見つけたら試着。
オンラインショップと実店舗を上手に利用し
おしゃれを楽しみましょう。
目的別で着る居心地の良い服
自分のための時間を楽しめる、ゆとりあるミセス世代。
様々な所に出向かれる機会も多いことでしょう。
外出着は、シーンにより相性があります。
選び間違えて、その場所にはふさわしくないと感じ
せっかくのお出掛けも居心地が悪い、そんな経験はありませんか?
その場の雰囲気にぴったりの服を着こなし
晴れやかな気分でエンジョイしましょう。
旅の服
なるべく荷物を少なく、身軽に出掛けたい旅。
トップス3着、ボトムス2着を基本に
旅が3日間長くなるにつれ、上・下ともに1着ずつ増やしましょう。
小さく折りたたんでもシワになりにくい素材で
歩き回って汗をかいても、汗じみが目立ちにくい色合いの物が
良いですね。
身体を締め付けず、動きやすい
ゆったりとしたシルエットのワイドパンツや
柔らかな素材でシンプルなシャツ。
寒暖差にそなえ、カーディガンを一枚。
コートはカジュアルな場所にもフォーマルな所にも合う
トレンチコートをおすすめします。
強い日差しを避ける、つば広の帽子や
柔らかく軽く、歩きやすい靴と服とのバランス合わせもお忘れなく。
ちょっとお出掛けの服
おしゃれなレストランで友人とのランチ。
美術館でアート観賞。
ちょっとのよそ行き服姿は、その場の雰囲気に呑まれず
肩の力を抜いた、こなれた大人女性の装いがかっこいい。
ラフ過ぎず・堅過ぎず、自然と立ち居振る舞いが
美しくなる、そんなファッションに決めましょう。
適度に身体のラインに沿った、膝が隠れる長さのタイトスカートや
アングル丈のスラックスは、女性らしく美しいですね。
光沢のある素材を使った、ツヤのあるプルオーバーや
上品でひかえめにレースをあしらったブラウス。
大判ストールやスカーフで華やかさをプラスして。
アクセサリーやバッグの小物使いにこだわり
日常とは一味違う自分を演出しましょう。
子供や孫と公園での遊び着
時には元気なお孫さんと一緒に
公園で遊んでみるのも楽しいですよね。
そんな時には思い切って、ジーンズに挑戦しましょう。
ウエストやヒップのラインが、ぱちぱちになり過ぎないサイズで
生地が柔らかく、ストッレッチのきく物が良いですね。
濃い藍色のストレートジーンズが
ミセス世代のデニムおしゃれに上品です。
ザブザブ洗濯のできる、シンプルなシルエットの
シャツを立て襟にし、後ろ姿をかっこよく。
バッククロス・エプロンをざっくり羽織れば
ヒップラインも隠れて、気になりません。
女性らしい、優しいデザインのきれいなスニーカーを履いて
お孫さんと、はじけましょう。
今のあなたが美しい。実年齢を楽しむ。
美しく年齢を重ね、生き生きと輝く女性は魅力的です。
その魅力は何にあるのでしょうか?
見た目年齢が若くあることも、女性達の心を
強く引きますが、今の自分をハツラツと生きる女性は
年齢を感じさせません。
その世代になったからこそ滲み出る優艶な美。
実年齢をより素敵に、キラキラさせましょう。
年齢にふさわしいナチュラルメイク
シミ・シワを隠そうと厚塗りしたファンデーションや
今風作りのために、無理に取り入れたトレンドメイク。
濃い化粧は品位を失います。
ミセス世代のメイクは、足し算ではなく
引き算が上品です。
うっすらと伸ばした下地に、薄いピンク系のファンデーションで、くすんだ肌色は明るく
顔色は良くなり、元気な大人女性に。
大切なのは、瑞々しさと柔らかな表情。
普段から、たっぷりの水分補給と優しいほほえみ。おだやかな毎日が作る表情シワは
ミセス世代ならではの豊かな美です。
染めない髪だからこそ楽しめるファッション
ご存知ですか?
優雅に揺れるグレーヘアーは
実は若い男女の憧れなのです。
なりゆきにまかせたグレーヘアーは
ナチュラルで柔らかく、優しい印象を与えます。
色・柄をひかえ、シンプルなシルエットの服でまとめた
コーディネイトには、小さくて刺激的な色使いの
ヘアーピンをさし色に。
美しいグレーヘアーでなければ使えないワザですね。
短く切った髪もグレーヘアーなら軽く柔らかでかっこいい。
ワイドパンツにプルオーバーのゆったりコーディネイトでも、
清潔感のあるショートグレーヘアーでキリリッと締まります。
日常必需品をおしゃれに。
外出時に持ち歩く必需品。
必要で使う物は機能だけを重視し美しさの追求に甘くなりがちですよね。
ミセス世代に欠かせない老眼鏡。
飾りっけのない老眼鏡は顔をフケさせ女性らしさを失います。
細くきれいな色のフレームの、顔に優しくフィットするしなやかな老眼鏡で、おしゃれメガネ化しましょう。
タオルハンカチは便利で使いやすいですが子供っぽく、ミセス世代には美しくありません。
上質素材を使った物を、きれいにアイロンをかけさりげなくバッグから取り出す姿は素敵です。
何気なく使う必需品を一度見直し、大人女性を彩りましょう。
まとめ
生活スタイルや身体の変化から
おしゃれを楽しむ気持ちを自然消滅させつつある60代女性。
大人の女性に憧れた若い頃、背伸びして身に着けたものの、
まるで不釣り合いだったエレガントな装いが、
今のあなたを一番美しく魅せます。
いくつになっても、その年齢の美しさがあり
その時の自分にぴったりの装いがあります。
年齢を隠すのではなく生かして、おしゃれをして出掛けましょう。