一人暮らしの野菜不足は野菜ジュースで解消できる?注意点や効果は?

一人暮らしをしていると、

などの理由から、外食やコンビニ弁当などについつい頼ってしまいますよね。

「もしかして野菜不足かも…」と、気にされている方も多いのではないでしょうか。

そのような方にとって、野菜の栄養をサクッと補給できる野菜ジュースは大変魅力的な存在ですが、
野菜ジュースだけを飲んでいれば、野菜不足は解消できるものなのでしょうか？

本記事ではそんな疑問にお答えするとともに、

などをご紹介していきます！

野菜ジュースで野菜不足を解消できる？

結論から言いますと、
野菜ジュースで野菜不足を解消することは、「できる」とも「できない」とも言えます！

中途半端な結論で、皆さんのお叱りの声が聞こえそうですが、
このような結論になるのにはちゃんとした根拠があるのです。

まず、もちろん野菜ジュースの中には、野菜の栄養素が含まれています。

それを体内に取り入れられる訳ですから、
「野菜不足解消のためには、飲まないより飲んだ方が良い」
と言えますよね。

しかし一方で、
「野菜ジュースはあくまでも野菜ジュースであり、野菜そのものではない」
というのも事実。

例えば、野菜に熱を通し、搾り、水に溶かし…と、野菜ジュースを作っていく過程の中で壊れてしまう栄養素もあり、
このような栄養素を野菜ジュースから得ることはできません。

つまり、野菜ジュースだけで野菜不足を完全に解消することは困難。

「飲めば野菜不足の解消につながるけれど、野菜ジュースだけに頼ってはいけない」
ということを頭に入れておいて下さい。

100％野菜の代わりをすることはできないけれど、野菜不足解消に役立つとも言える野菜ジュース。

「野菜ジュースを飲む生活、始めてみようかな…。」という方もいらっしゃると思いますが、
その前に知っておいて欲しい注意点が3つありますので、順にご紹介していきます。

先に少し触れたとおり、
野菜から野菜ジュースを作る過程の中で、失われてしまう栄養素もあります。

主なものを3つ、ご紹介しましょう。

1, ビタミンC

抗酸化作用や、免疫力を高める力があるだけでなく、
美容や美肌にも効果があり、欠かせない栄養素であるビタミンC。

人間は体内でビタミンCをつくることができないので、
食事の中で意識的にビタミンCを摂っていかなければなりません。

野菜にもビタミンCが多く含まれるものがありますが、
残念ながら、その野菜由来のビタミンCを、ジュースにすることは困難です。

ビタミンCは

という性質を持っており、野菜ジュースを作る中で行われる高温処理に耐えられないからです。

2, 不溶性食物繊維

食物繊維は、便秘解消や生活習慣病の予防などに効果があり、
野菜類にも多く含まれています。

の2種類があり、両方をバランスよく摂取することが重要なのですが、
野菜ジュースには不溶性食物繊維が含まれません。

水に溶けない食物繊維であるがゆえ、
野菜を絞ったとき、ジュースの方ではなくカスの方に含まれてしまい、廃棄されてしまうことがその要因です。

3, 酵素

酵素は、消化・吸収などの役割を持ち、
人間が自分の身体を動かすにあたってとても重要な栄養素です。

体内でも生成されているのですが、それだけでは足りないため、
食事を通して酵素を取り込む必要があります。

野菜や果物に多く含まれているのですが、
酵素は熱に極端に弱いなど、とにかくとってもデリケート。

野菜ジュースの製造過程を生き抜くことができないため、野菜ジュースには含まれません。

これら3つの栄養素を摂るためには、
野菜をはじめとする、これらの栄養素を含む食材そのものを食べる必要があります。

ビタミンC	ピーマン・ブロッコリー・菜の花などに多く含まれる。熱や水にさらす時間を短くする＝調理にかかる時間を短縮すると良い。
不溶性食物繊維	キャベツ・レタスなどに多く含まれる。水溶性食物繊維も一緒に摂るなら、双方の食物繊維がバランスよく含まれているゴボウ・ニンジンなどがおすすめ。
酵素	ダイコン・キャベツなどに多く含まれる。手を加えず生のまま食べるのが最も効率的。

一例ですが、上記のような食材がおすすめですので、参考にして下さいね。

ビタミンCに関しては、人の手により後から添加することができます！
「ビタミンC配合」と書かれた野菜ジュースがあるのはこのためです！