毎日忙しく過ごしているあなた!息抜きしていますか?
お仕事や家事の合間に
一杯のお茶をいただくと少しホッとしますよね。
家族やお友達とおしゃべりしながらリラックスする時間はとても大切です。
一人の時も、家族や友人とのひと時も美味しいお茶を手軽に楽しみたいものですね。
ウォーターサーバーを使えば
いつものお茶が一味違った美味しさに変身しますよ。
目次
美味しさの秘密は水質と温度!
茶葉をお湯や水に浸してお茶の旨みを抽出します。
そのため水質の良し悪しが味に大きく関係するのです。
どのような水がお茶を入れるのに適しているのでしょうか?
また茶葉ごとの特性や適温を知って美味しいお茶を楽しみましょう。
お茶に適した水質
日本茶を美味しくいただくには
硬度30~80㎎/ℓの水で入れるのが最適です。
この硬度で入れると旨みや苦みなどのバランスが取れた
美味しいお茶になるのです。
また、pH(ペーハー)値が6.0~7.0のお水で入れると
日本茶独特のきれいなお茶の色になります。
実は皆さんのご家庭の水道水が美味しいお茶を入れる水の基準値にピッタリ当てはまっているのです。
日本の水道水の硬度は
地域によって多少の差はありますが平均で50~60㎎/ℓで、
pH値も5.8~8.6とされていますので基準値をほぼ満たしていますね。
ということは、わざわざミネラルウォーターを買ったり、ウォーターサーバーの水を使わなくてもいいじゃないか?と思われますよね。
確かに数値だけを見ればその通りです。
お茶屋さんや日本茶インストラクターなどのお茶の専門家も
家庭の水道水で充分ですよ、とおっしゃっています。
ただし、水道水を利用するためには一つだけ重要な注意点があるのです。
それはカルキを抜くという作業が必要だということです。
水道水には消毒のために次亜塩素酸カルシウムという石灰が含まれています。
この薬剤が「カルキ臭」といわれるツンとした独特な臭いの素なのです。
水質を保つために必要な処理ですし、
残留塩素の測定も法律で決まっているので健康に問題はありません。
とはいえ、お茶やお料理に使う上で臭いが気になる場合がありますよね。
そのため水道水を利用する時は、
半日から一晩汲み置きをしてカルキを抜くことを専門家もお勧めしています。
また、やかんやポットで水を沸騰したら蓋を外して
数分間沸騰させることもカルキを抜くのに有効です。
美味しいお茶を入れるためには手間を惜しんではいけないということでしょうか。
しかし、生活のリズムも様々で忙しく毎日を送っている皆さんにとっては多少の手間も負担になるかもしれませんね。
限られた時間の中でこそリラックスする時間が重要です。
そんな方にこそウォーターサーバーをおすすめします。
水質や臭いなどを気にすることなく適温のお湯がすぐに使えるので
思い立ったらすぐにリラックスタイムを楽しめますね。
メーカーによって設定温度や再沸騰機能の有無など違いがありますので、水質などと一緒にお確かめの上ぜひウォーターサーバーの水を使ってみて下さい。
茶葉ごとの適温
お茶と一口にいっても色々な種類がありますね。
お茶売り場をのぞいても
沢山のお茶の中から何を選んだらいいのか迷ってしまいます。
そこで、手に入りやすいお茶の種類や特徴、茶葉ごとの適温などをご紹介します。
煎茶
日本茶といえば煎茶が思い浮かぶほど一般的なお茶ですね。
旨みや甘み、渋みなどのお茶の美味しさを全て備えているのです。
煎茶は製造過程での蒸し時間により「普通の煎茶」と「深蒸し煎茶」に分けられます。
普通の煎茶が30秒ほどの蒸し時間なのに比べて、深蒸し煎茶は1~2分と蒸し時間が長く、普通の煎茶より濃厚な味わいになります。
煎茶も深蒸し煎茶も70~80℃の温度で入れるのが最適です。
急須に注いだ後、煎茶は1分ほど待ちますが、
深蒸し煎茶は半分ほどの時間で飲むことができます。
玉露
茶葉を摘みとる3週間ほど前から葉に覆いをかけて直射日光を遮って育てることで、
旨みと甘みが強いお茶になります。
50℃位の温度のお湯を注ぎさらに2分ほど待ってから飲みましょう。
じっくりと入れることにより「玉の露」と呼ばれるような芳醇な美味しさを味わえます。
かぶせ茶
玉露と同じように摘みとる前に覆いをかけて直射日光を遮って栽培されます。
ただし、覆いをかける時間が玉露よりも短く、
摘みとりの2週間前に覆いをかけるため
かぶせ茶は煎茶と玉露の両方の特徴を併せ持っています。
熱湯玉露とも呼ばれ、煎茶と同じ70~80℃で入れると煎茶の渋みと共にまろやかな甘みが、人肌程度のお湯で入れると玉露のような旨みと甘みを味わえます。
1分ほど蒸らしてからいただきましょう。
茎茶(くき茶)
煎茶や玉露を仕上げる際に振るい分けられた新芽の茎を集めています。
渋みが少なくさわやかな味と香りが特徴です。
茎茶の中でも玉露の茎で作られた「雁が音」や「白折」は高級茶として人気があります。
75~85℃のやや熱いお湯で入れるとよいでしょう。
番茶
摘みとりの時期が遅いため若葉ではなく成長している繊維が固い茶葉で作られます。
味はさっぱりとしていて、
お食事に合わせて飲める普段使いのお茶です。
80℃程度の熱いお湯で入れましょう。
また、番茶には地方番茶をいう各地方独自の番茶もあります。
昔はその土地の庶民の飲み物でしたが、現在は珍しいお茶として楽しまれています。
京番茶などが有名で、ネットなどで購入することもできます。
ほうじ茶
番茶や煎茶、茎茶を褐色になるまで焙煎したほうじ茶は
すっきりした口当たりでお食事中のお茶に最適です。
お子さんからご年配の方までご家族みんなで楽しめるのは
カフェインも少ないためです。
古くなった煎茶や茎茶をフライパンやトースターで焙じれば
ご家庭で簡単にほうじ茶が作れます。
熱湯でいれるとよいでしょう。
各種お茶の「適温・抽出」表
茶葉の種類 | 適温 | 抽出時間 |
煎茶 | 70~80℃ | 1分 |
深蒸し煎茶 | 70~80℃ | 30~40秒 |
玉露 | 50℃ | 2分 |
かぶせ茶 | 70~80℃ | 1分 |
茎茶 | 75~85℃ | 1分 |
番茶 | 80℃ | 30秒 |
ほうじ茶 | 熱湯 | 30秒 |
ウォーターサーバーとお茶は相性抜群!
安全でおいしいウォーターサーバーの水はお茶と相性抜群です。
美味しいお茶の入れ方と少し変わったお茶の楽しみ方をご紹介します。
美味しいお茶の入れ方
茶葉によりお湯の温度や抽出する時間に多少の違いがあります。
一般的によく飲まれている煎茶でご紹介します。
- 茶葉の分量:5~6g
- お湯の温度:70~80℃
- お湯の量:180cc(2~3人分)
- お湯を人数分の湯のみにつぎます。
お湯を冷ましながら、お湯の分量を量ることができます。 - 急須に茶葉を入れたら、湯のみの中のお湯を注ぎ茶葉が開くまで1分ほど待ちます。
- 均等な濃さと量にするためそれぞれの湯のみに少しずつお茶を注ぎます。
- 急須の中の最後の一滴まで注ぎましょう。
2煎め・3煎まで美味しくいただくコツです。 - 1煎めが注ぎ終わったら急須の中で偏った茶葉をトントンと急須の底をたたいて直しておきましょう。
また、茶葉が蒸れないように急須の蓋もあけておくとよいでしょう。 - 2煎め以降は、お湯を注いだら10秒ほど待って注ぎましょう。
面白いお茶の飲み方
半日から一晩かけて茶葉を水に浸してじっくりと旨みを抽出します。
時間をかけて抽出された水出し茶は、
苦み少なくお茶の甘みや旨みが増してとても美味しいです。
カフェインもすくないため
小さなお子さんや妊婦さんでも安心して飲むことができます。
フィルターが内臓されたおしゃれな専用の容器もありますが、
使い捨てのお茶パックを利用すればご家庭にあるピッチャーで水出し茶が楽しめます。
飲むときに上下を返すか、
マドラーなどで濃度を均一にしてください。
また、煎茶以外のお茶でも水出し茶は作れますので、
お好みのお茶でお楽しみ下さいね。
ペットボトル専用の茶こしを使えば、美味しい水出し茶を職場などでも楽しめます。
水出し茶の作り方
- 水1ℓに対して茶葉10~15g
- ポットに茶こしがついていない時はお茶パックをご利用下さい。
- ポットに茶葉を入れます。
- ポットに水を注いだら軽くゆすり茶葉が均等に水に浸るようにします。
- ポットを冷蔵庫に入れ半日から一晩かけて旨みを抽出します。
また、出来上った水出し茶は冷蔵庫で保管し、
なるべく早めに(24時間以内)に飲み切りましょう。
水出し茶を濃い目に入れて炭酸水を注いだ炭酸緑茶もおすすめです。
見た目も味もさわやかで夏のおもてなしにもぴったり!
クセになる美味しさですよ。
ほうじ茶は牛乳や豆乳と相性抜群です。
おしゃれなカフェに行かなくてもおうちでほうじ茶ラテが楽しめます。
- 牛乳または豆乳:200cc
- ほうじ茶:大さじ3杯
- 砂糖やメープルシロップ
- 小鍋に牛乳(豆乳)、茶葉をいれたら中火にかけます。
- ふつふつと泡が出てきたら弱火にして2~3分じっくり煮だします。
- 茶こしでこしたらお好みで砂糖やメープルシロップで甘みを調整します。
疲れている時や風邪の引き初めにもおすすめです。
最後はお茶というよりスープのような変わった一品。
鹿児島県指宿市周辺地域の郷土料理です。
指宿市民のソウルフードとTVでしばしば取り上げられるています。
疲労回復効果や二日酔いにも効果があるとされ、
毎年開催される指宿菜の花マラソンではランナーにふるまわれ好評だそうですよ。
- 麦みそ:10g
- 緑茶:100~150cc
- かつお節:市販のかつお節パック(小分けタイプ)1袋
- 湯のみに麦みそとかつお節を入れ緑茶を注ぎよくかき混ぜます。
- 好みで生姜やねぎを加えても美味しくいただけます。
他のお茶も飲んでみよう!
ご家庭で作り置きをしているお茶はなんですか?
というアンケートで半数以上の方が麦茶と回答したとか。
ノンカフェインなので年齢問わず飲めますし、お値段も手ごろなのが良いのでしょうか?
便利な水出しタイプもありますし、
やかんで大量に作っても美味しいですよね。
麦茶も日本茶と同様に
硬度30~80㎎/ℓ位の水が美味しく飲めます。
カルキを抜かないと香りや甘みに影響が出てしまう点も日本茶と同じ様です。
家族みんなで飲む
普段使いのお茶だからこそ、お水にこだわりたいものですね。
中国茶と聞くとウーロン茶やプーアール茶などを思い浮かべますが、実は数百から数千のお茶の種類があります。
発酵度合いで入れ方やお湯の適温なども違います。
発酵していない茶葉は75~85℃、発酵がすすむにつれお湯の温度を上げ、一番発酵している黒茶などは熱湯で入れます。
水の硬度は日本茶と同様の硬度でよいでしょう。
耐熱グラスや蓋つきの茶碗で
カジュアルに中国茶体験してみましょう。
また、チャフー(茶壷)を使って本格的に中国茶を楽しむのもいいですね。
ポットにドライハーブを入れ90℃くらいの熱いお湯を注ぎます。
3分ほど待ったら美味しいハーブティが楽しめます。
またフレッシュハーブなら一掴みのハーブをポットにいれ
熱湯を注いで3~5分で出来上ります。
水出しハーブティもお試しください。
まろやかな口当たりでおすすめですよ。
まとめ
日本茶に限らず、お茶を美味しくいただくためには
美味しい水が必要不可欠なようですね。
ウォーターサーバーを利用すれば水質が問題ないことも当然ですが、
茶葉に最適なお湯を簡単に用意できます。
機種により温度設定や機能には違いがありますので、
ご自分の理想のウォーターサーバーを選んでください。
お茶には心をリラックスさせるほかに様々な効果が期待できます。
ぜひ美味しいお茶を飲んで心身共に健康な毎日を過ごしたいものですね。