普段、市販のティーパックにウォーターサーバーの温水で手軽に紅茶を作っていますが、
本当に美味しい紅茶の飲み方が出来ているのかな?と思う事がありませんか?
本格的な紅茶の淹れ方は少々面倒なイメージがありますが、
ウォーターサーバーを使うならばその手間もそれ程かからなくなる事でしょう。
この機会に紅茶に最適なウォーターサーバーや茶葉を追求し、
ウォーターサーバーで美味しい紅茶を楽しむための方法を考察していきたいと思います。
目次
ウォーターサーバーで美味しい紅茶を淹れましょう
ウォーターサーバーの水で美味しく淹れるにはどうしたらいいでしょう。
それはズバリ!水だし紅茶です。
水だし紅茶はウォーターサーバーのそのままの水と茶葉を大きめの容器に入れてただ置いておくだけでできるからです。
常温で3~5時間、冷蔵庫で5~10時間置いた後、
茶葉を取り出して冷蔵庫で冷やすと完成です。
ウォーターサーバーの水は新鮮で美味しいので、
ウォーターサーバーの天然水をそのまま生かした美味しいアイスティーを簡単に作る事ができるのです
では暖かい紅茶のウォーターサーバーとの相性はどうでしょう。
その為にまずは紅茶の基本の淹れ方やポイントを確認することにします。
紅茶の淹れ方
① 汲みたての水を強火で沸騰させる。
② 沸騰したお湯でティーポットを洗い温める。
③ 茶葉をティーポットに入れて100度に沸騰している瞬間のお湯を注ぐ。
④ 3~5分ほど蒸らし温めたティーカップに最後の1滴まで注ぐ。
紅茶を淹れる水
紅茶に使う水は、空気が沢山入っている新鮮な水が良いとされています。
汲み置きの水や沸騰させすぎたお湯は古くなってしまい、
湯垢やゴミも入りやすく空気も少ないので不向きです。
美味しい紅茶になるポイント
100度のお湯を丸い形のティーポットに高い位置から空気が沢山入るように茶葉に注いだとき、
少し冷めた95度の時点で茶葉がシャンピングするという現象が起こります。
丸い形のティーポットを使うのは中でお湯が上下に対流し茶葉をシャンピングしやすくするためです。
シャンピングすると、紅茶の成分がうまく出て紅茶の香りや旨味が引き出されます。
そして蒸らし時間が少しでも違うと味が微妙に変わってくるので時間は正確に測ります。
蒸らし時間は茶葉の説明書にそれぞれ書いてありますが、
好みがあり慣れてきたら自分の口に合う時間も分かってくるので、
淹れ方ひとつでオリジナルな紅茶が楽しめるのです。
以上のように本格的な紅茶を淹れようとした場合、
どうしても沸騰した95度以上のお湯が必要です。
高温のお湯が出ないウォーターサーバーで美味しい紅茶を淹れるには工夫が必要になりますね。
紅茶は85度以上の温度で淹れましょう!
暖かい紅茶を美味しく淹れる為には温度が大切でした。
ウォーターサーバーの温度設定と水質で紅茶をいかに美味しくできるでしょうか。
ウォーターサーバの温水の温度設定
紅茶のシャンピングの現象は95度で起こりますが、
ウォーターサーバの設定温度はタンクの劣化を避けるために、およそ85度と低めに設定されています
さらに節電モードを搭載している機種は温度をもとに戻すのに時間がかかる為、
65度位まで下がっていることもあり、温度にムラが出ます。
ですから、ウォーターサーバーで紅茶を飲みたい時にお湯が今何度になっているのか分からないので、
再加熱機能を利用して90度以上のお湯にしてから紅茶を淹れるのがベストです。
そもそも、紅茶は硬水の飲み物では?
温度の次は水質がウォーターサーバと合っているか見てみましょう。
紅茶はもともとイギリスなど海外の飲み物です。
あちらは主に硬水なので、紅茶は硬水で淹れた方が飲みやすいようになっています。
ミネラル(硬水の元)の含有量が高いと茶葉の成分の水への浸透を妨げるので抽出しずらく、濃い茶葉を作り、硬水で淹れると渋みが丁度良くなるようになっています。
イギリスではさらにマイルドになるミルクと砂糖を入れるのが主流のようです。
それだけ成分が濃いということです。
ですので日本の水道水のような軟水では成分が出すぎて、
かなり渋い味の飲み物になってしまいます。
水質に関してはウォーターサーバーの硬度が高い天然水を利用したほうがカルキ臭にも邪魔される事なく、紅茶が美味しく淹れられるのです。
手軽だが本格的とはいかない
ウォーターサーバーで淹れる「水出し紅茶」ならともかく、
暖かい紅茶は本格的な味を求める方には物足りないかもしれません。
時間的に、かかるのは蒸らし時間の間くらいで手軽にすぐ紅茶を淹れることができますが、
シャンピングが不十分なので、やかんでお湯を沸かして淹れる方法よりは美味しく飲めない事があります。
しかし、それも好みの範囲内の事であると思います。
ウォーターサーバーの再加熱のお湯で満足のいく紅茶が頂けなかった場合は、
面倒ですがそのお湯をやかんで100度に沸騰させて紅茶を淹れる事をおすすめします。
その手間だけで、お湯に空気も入り紅茶の香りや成分がウォーターサーバーの天然水によく染み出した本格的な紅茶を楽しむ事ができます。
紅茶に最適なウォーターサーバーと茶葉
ウォーターサーバーでの紅茶の淹れ方が分かったところで、
数あるウォーターサーバーの中から紅茶に最適なサーバーのポイントを見ていきましょう。
紅茶に最適なウォーターサーバーの条件
基本的にウォーターサーバーの水は軟水が多いですが、
原水は天然水なので中にはミネラルの多い水質の天然水を使っているメーカーもあり、
ミネラル分の高いウォーターサーバーで紅茶を淹れると、苦味が薄く飲みやすくなり、
ミネラルによって紅茶独特の風味も加わります。
水の温度が細かく設定出来たり、再加熱機能のついたサーバーが紅茶には便利です。
暖かい紅茶を淹れるときは最高の95度で出し、
水出し紅茶を作る時にはあまり冷たすぎても良くないので常温に近い15度くらいに設定できれば水出し紅茶には最適です。
ウォーターサーバーに合った茶葉
ホットかアイスで飲むかは気分や好みですが、茶葉の特徴によりざっくりと分かれますが、ウォーターサーバーで淹れるにはアイスでもホットでも渋みが少ない方がいいです。
水だし紅茶の場合はアールグレイ、アップル、ニルギリなどで爽やかな香りがアイスティーとよく合います。
そして暖かい紅茶にはセイロン・アッサム・ダージリンなどの香りがきつくなく、紅茶自体の味を楽しむ事のできる茶葉が向いています。
(ダージリン)
繊細な味でストレートティー向きな茶葉です。
香り高く、ウォーターサーバーの上質な水で作ると繊細な味が、水出しではその香りもさらに際立ちます。
(アールグレイ)
アイスティーと相性の良い茶葉で、ベルガモットの香料がついて柑橘系の香りがついた物をいいます。清々しい香りがアイスティー向きです。
(アッサム)
くせの少ない味がホットティー向きで、色が濃い紅色をしていて深い香りが特徴的です。
(アップル)
花のようないい香りでアイスティーにするとその香りがすっきりと鼻を通ります。
(セイロン)
スリランカ産の茶葉で、種類が多様です。標高が低い地域で採れた茶葉は香りがキツくなく、渋みが少ないのでホットティー向きです。
(ニルギリ)
あっさりとした味わいでクセもなく、渋さもあまりないのでミルクでもアイスでもホットで飲んでも美味しいです。
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まとめ
紅茶の基本の淹れ方からウォーターサーバーとの相性など見ていきましたが、
茶葉の成分を丁度よく出してやる事が美味しい紅茶の大事なポイントであると思います。
水は軟水よりは硬水で、温度は95度以上が望ましく、ウォーターサーバーは95度の温度設定や再加熱設定があり、
カルシウムやナトリウムなどのミネラルが多く含まれている天然水を使用したサーバーを選べば、
ウォーターサーバーでも十分に美味しい紅茶を頂けるということです。
その際はカップやティーポットを温め、蒸らし時間を計り、一番美味しい最後の1滴までカップに注いでどうぞ召し上がってください。