ウォーターサーバーの契約台数がこの10年ほどで右肩上がりに増加しています。
以前は病院・薬局などの待合室やオフィスに設置されていることがほとんどでしたが、個人のお宅での利用が増えています。
近年の健康ブームや自然災害などにより、食の安全に関心を持つ方が増えているのでしょうね。
その中には「はじめは飲料用として導入したがその後料理にもウォーターサーバーの水を使うようになったという方が多いようです。
ウォーターサーバー興味はあるけれど、と迷っている方は
- どんな料理に使っているの?
- ウォーターサーバーの水で味に違いがあるの?
- 料理に使うと利用量どの位かかるの?
と思っているのではないでしょうか?
そんな疑問にお答えしますね。
目次
ウォーターサーバーで美味しく料理
安全で品質に優れたウォーターサーバーは飲み水だけではなく料理が美味しくなるという声もよく聞きます。
愛用者はどのような料理に使っているのでしょうか。
炊飯に使う
口コミなどを見ても一番目立つのは「お米を炊くと美味しくなる!」というものでした。
お米を洗った後に炊飯器のメモリまで水を入れて30分~2時間ほど浸してますよね。
この水を浸している時間にお米が水を吸い込んでふっくら炊き上がるのです。
水道水からウォーターサーバーの水に変えるとお米により水分が浸透して炊きあがりの美味しさにビックリしますよ。
ある利用者は日々の炊飯だけでなく、お正月前のお餅つきの時にも「もち米」をウォーターサーバーで炊くそうです。
お餅ちも美味しく仕上がって、家族の評判も上々だそうですよ。
手作りで出汁をとる
せっかく手間をかけて出汁をとっても、水道水の塩素やカルキの成分で旨みが半減してはがっかりですね。
でも、ウォーターサーバーの水で「出汁」をとるとあまりの美味しさにビックリ!
他にも手作りブイヨンやラーメンのスープを作るためにウォーターサーバーを利用している方もいます。
赤ちゃんのミルクや離乳食に
お子さんが健康に成長することはご両親の一番の願いですよね。
お子さんの誕生をきっかけにウォーターサーバーの利用を始めた方も多いですね。
ミルクを作る時も適温なお湯がすぐに使えるのでとても便利です。
手作りの離乳食はもちろん、ドライタイプの離乳食などもすぐに調理できるので、忙しいお母さんも助かりますね。
お菓子作り・そばやうどん作り
その他に、趣味のお菓子作りやそば・うどんを打つ時に使っているという声もありました。
様々なお料理にウォーターサーバーの水は使われています。
料理のきめてはウォーターサーバーの硬度
ウォーターサーバーの水を料理に使っている大半の方が料理の味が美味しくなった!といっています。
その秘密は水の「硬度」と関係しているのです。
硬度による水の違いをご紹介します。
水の硬度
水1ℓ中にマグネシウム・カルシウムといったミネラル成分がどの程度溶けているかその量によって水の「硬度」が決められます。
ミネラルが多い水は「硬水」少ない水は「軟水」と呼ばれています。
WHO(世界保健機関)による硬水と軟水の基準は以下のとおりです。
名称 | 硬度 |
軟水 | 0~60㎎/ℓ未満 |
中程度の硬水 | 60以上~120㎎/ℓ未満 |
硬水 | 120以上~180㎎/ℓ未満 |
非常な硬水 | 180㎎/ℓ以上 |
硬水
ヨーロッパ大陸など硬水が多く飲まれるエリアの地層は、ミネラルが豊富に含まれた「石灰岩層」です。
硬水を飲んだ時に感じる独特の風味や苦み・香りはマグネシウムやカルシウムなどのミネラル成分が豊富に含まれているためです。
ミネラル補給のため運動後に飲んだり、美容やダイエットのために飲む方も多いようですね。
また腸を刺激するのでお通じが良くなる効果も!
硬水は刺激が強く内臓に負担がかかる場合もありますので、
小さなお子さんや胃腸の弱い方は注意してくださいね。
軟水
私たちが普段飲んでいる水道水や地下水は一部の地域を覗いて軟水です。
日本の地層の多くを占める「火成岩」は水を通しやすいため、雨水や雪解け水はミネラルを吸収する前にろ過されてしまうのだそうです。
また、国土が狭く傾斜が急なのでミネラルを取り込む前に源流から海まで流れ出てしまうのです。
日本には「軟水」が多いのはこの様な理由なのですね。
ただし、地層の影響で関東地方や九州の一部、沖縄本島は硬度が高めです。
日本の水道水は平均で50~60㎎/ℓの硬度とされています。
料理が美味しくなる理由は?
水と食は密接なつながりがあります。
昔からその土地の水に合った食材を使い最適な調理法が発達してきました。
硬水を使うヨーロッパでは肉を使った煮込み料理が多いですよね。
ミネラル成分が灰汁を出して肉の臭みを消し、旨みを閉じ込めて肉を柔らかくするのです。
日本人の主食である米は軟水で炊くと粘り気が出てふっくらとした炊き上がり、硬水で米を炊くとミネラルの作用でパラパラの仕上がりになります。
また、和食でよく使う「昆布だし」も硬水を使うと、ミネラルの影響で灰汁がでて出汁がにごってしまいます。
軟水を使うことにより昆布の旨みがいきた美味しい出汁が取れるのです。
煮物や煮つけも、軟水を使うと味がしみ込んで柔らかな仕上がりになります。
料理に合った水を使うことで味に違いがでるのですね。
料理 | 仕上がり | |
硬水 | ビーフシチュー・ポトフなどの煮込み料理 | 余分なたんぱく質を灰汁として出す 肉の臭みを消す 肉を柔らかくする |
パエリア・ピラフ | カルシウムが米のデンプンを硬くしてパラパラの炊きあがりになる | |
パスタ | デンプンとカルシウムが結びつきコシのある茹で上がりになる 本場イタリアでもパスタは硬水で茹でる | |
コーヒー | エスプレッソのような苦みのある味わいになる | |
軟水 | 炊飯 | 米に浸透しやすい ふっくらと炊きあがる |
煮物 | 野菜に浸透して柔らかくする 味がしみ込みやすい | |
出汁 | 素材にしみ込み、旨みを抽出する | |
緑茶 | お茶の風味を損なわない | |
コーヒー | 酸味が引き立ち、マイルドな味わい |
ウォーターサーバーで料理!やっぱり気になるコスト
ウォーターサーバーの水を料理に使ってみたい!と思うけれど、と迷っているそこのあなた!
ウォーターサーバーを料理に使うとどの位の利用量となるか目安をご紹介しますね。
晩御飯を中心に使う
炊飯だけでなくおかずにもウォーターサーバーの水を使っています。
食べ盛りのお子さんがいるので、ごはんは1回に4合炊くそうです。
お米1合に水200mℓ必要なので、1度の炊飯で800mℓの水をほぼ毎日使います。
おかずの分も含めると毎日約1.5ℓの水を消費しています。
月にすると45ℓほどの使用量です。
炊飯のみに使う
普段は炊飯のみウォーターサーバーの水を使い、おかずは浄水器を通した水道水を使っています。
ご夫婦のみの暮らしで、1日に2~3合のご飯を炊くので水は400~600mℓを使用します。
その他にお茶をいれるのもウォーターサーバーの水を使うので料理と合わせて1日に1ℓほど利用しています。
高価な昆布などをいただいたときにウォーターサーバーの水でとっておきの出汁を取るそうです。
月にすると24ℓほど使用しています。
3世代同居で使う
朝・昼・晩の3食すべての調理にウォーターサーバーの水を使っています。
ご夫婦とお子様2人とお母様の3世代のご家族で、炊飯や出汁を取るなどフル活用しています。
朝のコーヒーや家事の合間や就寝前はもちろん、お母様は食後の服薬とウォーターサーバーが大活躍しているようです。
1日に4ℓ程度の使用量です。
料理 | 出来上り量 | 水の量 |
炊飯 | 1合 | 200mℓ |
出汁 | 約3人分 | 500mℓ |
カレー | 約5皿分 | 700mℓ |
ウォーターサーバーの利用量が気になる方のためにを参考になるサイトをご紹介しますね。
家族構成や利用目的を選択するだけなのでご利用くださいね。
参考:コスモウォーター
まとめ
多くの方がウォーターサーバーの水を料理に使っていましたね。
ウォーターサーバーの水は安全なだけでなく硬度も一定しているのでお料理にも適しています。
硬水・軟水それぞれの性質により、向いている料理が違うので注意が必要ですね。
日本のウォーターサーバーはほとんどが「軟水」ですが、メーカーにより硬度に差があるなど特徴が違います。
お使いの料理や家族構成により最適なウォーターサーバーを選んでくださいね。